I.S.K札幌インターナショナルスクール

キャリア教育、特別活動

オリジナルまちづくり/3年

毎回積極的な話し合いが行われました。

キャリア教育は、職場体験など行事として行われることもありますが、1年間というスパンで取り組む場合もあります。2019年5月から2020年3月まで約1年間を通して取り組んだ「オリジナルまちづくり」を紹介いたします。

最初に町全体をどのように住みやすい街にするかを考えるお仕事もあることを紹介し、「オリジナルまちづくり」というプロジェクトが始まりました。

3年生は、「広報さっぽろ」を参考に札幌市の都市政策を学び、タブレットを駆使し、日本だけでなく世界のまちづくり、街並みや景観などを調べました。何度もミーティング、ディスカッションを行い、オリジナルの町の全体像や景観、交通網について話し合い、お菓子の箱を集めて、思い思いの建物や施設を作成し、年度末の3月、オリジナルの町が完成しました。

コロナの影響で対面でのグループ活動ができなくなり、発表の場もなくなってしまいましたが、子ども達は、最後まで工夫して自分たちで考えたオリジナルの町のミニチュアを完成させました。

完成まで自分の意見を持ちつつも、他者の意見も尊重し、ディスカッションを進めていった子ども達。この取り組みを通して、クラスメイト同士の絆も一層強められ、子ども達一人一人も成長しました。

最終的に子ども達は、「まちづくり」を考えることは、「自分自身の生活を振り返り、見直すことでもある」という一つの結論に辿り着いたようです。これもキャリア教育の素晴らしい成果であります。

最後に、この頑張りを北海道大学大学院の教授に報告し、「これからの未来のまちは、みなさんが作っていくのです。このためのとてもいい勉強をしました。」「本当に素晴らしいと思います。大拍手です。」と頑張った子ども達に嬉しいコメントもいただきました。