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キャリア教育、特別活動

【NEW】キャリア教育「最新の医療機器に触れる~大野正芳先生キャリア教育より~

10/8(水)、4年生大野正翔君のお父様、消化器内科内視鏡医でいらっしゃる大野正芳(まさよし)先生のお計らいで、研修医の方々も訓練される施設「ヴィレッジプラス」を4~6年生で訪問しました。

今回は「最新の医療機器に触れる」とのテーマで、25年前にアメリカで登場し、日本でも15年前から稼働している手術用ロボットをはじめ、本物の腹腔鏡や内視鏡をゲーム感覚で楽しく体験できるよう工夫してくださり、貴重な経験をさせていただきました。

「楽しく」とは言うものの、今回使用させてもらった手術用ロボット「ダヴィンチ」は1台3億円!(国産の「hinotori」でも1台2億円)という超高額の機械で、普段は研修医や医学部学生が使用するもので、医者志望の中・高校生が利用したことはありますが、小学生でこれらの体験をさせてくださったのは今回が初めてだったそうです。

万一壊してしまったら・・・という我々の不安をよそに、スクール生達はまるで「医者の卵」のごとく、すぐに要領をつかみ器用に扱っていました。現場スタッフの方々も適応力の高さに驚いておられました。

体験の前に、大野先生より最新の医療技術の進歩、そしてロボット導入により、身体になるべく傷を残さずに手術ができるようになるなど、メリットや意義についてのお話をしていただきました。

もちろん、まだまだ発展途上の面はあるものの、クイズ形式で出題してくださったような「ロボット自体が手術」という時代もゆくゆくは訪れるのかもしれません。

また、今回は「楽しく、分かりやすく」学ばせてもらえましたが、実際の医療現場では人の命がかかっている緊迫した状況であり、当然「楽しく」などと感じる場面ではないでしょう。

自身の体力と精神力を削って命を救っているということを想像すると、あらためて医療に従事される方々の大変さと凄さ、そして尊さについても、今回のキャリア教育を通して学ぶことができたのではないでしょうか。

後日書いてもらった子ども達の手紙の中にも、「自分も人の命を救う人になりたい」「医者を目指してみたいと思った」という感想を持った子が多かったです。

最後に、大野先生からは、「医療現場はもちろん、あらゆる職業に言えることですが、決して1人で行うものではなく、それぞれの役割を果たす人たちがチームを組んで行うものであり、どの職業でもチームワークが大切です。」とまとめていただき、締めくくりとなりました。

今回のキャリア教育も、スクール生達にとって活きた体験、そして将来の夢実現の一歩となったことは間違いありません。

お忙しい中、貴重な現場を提供してくださった大野先生はじめ現場スタッフの皆様、今回もサポートでお越しくださった大野先生の奥様、スクール生達のために協力いただきましたこと、誠に深く感謝申し上げます。

大野先生、奥様、現場の皆様、
ありがとうございました。